ホーム >CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS の活動

カディとジャムダニ Bengoli Khadi + Jamdani

CALICOの活動の中核となる、カディ(手紡ぎ・手織りの布)と、ジャムダニ(コットンの縫取織の技術とその織りを用いた布)。いずれもサリー用の織り生地としてベンガル地方に伝わるものです。

CALICOは現地の生産団体と一緒に、サリーにあしらわれてきたデザイン、また古くからキヤリコとして伝播してきたデザインを今様にアレンジし、服地・ストールとして、企画・販売しております。また日本、諸外国のデザイナー・ギャラリーショップ様とのコラボレーションによるデザイン企画・生産も行っております。

カースト制度の残るインドでは織り職人の大多数が男性ですが、ひとりの職人さんが活躍することで、その周りに糸紡ぎや整経、染めなどの仕事が生まれ、女性たちにも働く機会が生まれます。またベンガルでも後継者不足の問題がおきていますが、昨今女性の織り職人さんたちが僅かながらも誕生しつつあり、その活躍が期待されています。

カディとジャムダニの詳細は以下をご参照ください。

カンタ(刺し子刺繍) Bengali Kantha Project

ベンガル地方に伝えられる、様々な刺し子、カンタ刺繍。ノクシカンタのような昔ながらの 手のものもあれば、デュパッタといわれるサリーやパンジャブスーツにあわせる大判のショールとして新たに作られたものもあります。

CALICOは、ベンガルのNGOから面白いカンタをみつけては買いつけたり、NGO他生産団体への委託生産などを通じ、カンタを企画・生産したりしています。カンタの多くは、男性の手によってその生地が織られ、ひとりの女性の手によって4−5か月かけて刺されるものです。長い時間かけるものだけに、生地にエネルギーが伝わっています。それぞれに個性が生まれます。そのような特性を大事にしつつ、日本や諸外国の方が、首に巻いたり、壁にかけたり、日常に楽しんでいただけるようなデザインやサイズを現地パートナーと共にデザイン企画・生産しています。

カンタの詳細は以下をご覧ください。

手縫い TENUI “Hand Stitch” Project

インドでしかできない布のお仕事は様々ありますが、その中でも手縫いのお仕事は目を見張るものがあります。ただ効率性を重視する世の風潮から、手縫いの需要が減り、それに携わる職人さんの数は年々少なくなっており口惜しいことです。

CALICOはジャイプールやデリー近郊などでいまだ手縫いの技術を守る職人さんを抱える工房・工場をネットワークして、手縫いのお仕事を伝えていきたいと思っております。 また、手縫いにご関心を寄せてくださる日本のデザイナーさんのお仕事をお手伝いさせていただいています。

RONGOの藍染ゆかた RONGO project with LIVING BLUE

バングラデシュの生産団体LIVING BLUEと、彼らがデザインしたキルトやストールなどを日本向けに共同企画しています。

また、その素晴らしい生地を何とか着物の世界にとりいれてみたいというご要望にお応えして、筒染めで仕上げた藍染のゆかた生地をおつくりしています。ご好評いただいたら、また今後もシリーズでおつくりしていきたいと思っています。

古渡更紗 Kowatari Sarasa Project

江戸時代に綿織物のキヤリコが日本に渡るもっと以前のこと。 16、17世紀ごろの茶人たちは、競って、インドやインドシナの更紗裂を茶道具に使っていたといいます。そうした更紗裂のことを現代では古渡更紗と呼びます。彦根のお殿さまは、自分でデザインした柄をインドに発注していたほど虜になっていたといわれています。

CALICOは、各地に残る古渡更紗のデザインを元に、古渡更紗を復刻したり、今様に仕上げたものを企画しています。一度化学染めで仕上げましたが、やはり味わいが足らず、インドのブロックプリント工房のパートナーと共に、アジュラック(藍や茜を使った自然染め)の産地で再度挑戦しようとしています。

アルチャナのスジュニワーク Chiku Chiku Project with Archana

アルチャナは、ビハール州パトナ近郊の村に生まれ、農村で女性に刺繍の仕事をつくるNGOを運営しています。15歳のときに、刺繍のデモンストレーションのために、NYに連れていってもらったのがきっかけで視野が啓け、その後デザイナーとして農村のための仕事をはじめることを決意しました。

ビハール州は、スジュニといわれる、生地全体を埋め尽くすカンタ刺繍が有名なところですが、アルチャナは、ビハールに伝わる柄に、彼女の独創的なメッセージが加わったデザインをつくっています。

CALICOは、アルチャナとともに、さらに日本や諸外国に向けたデザイン、アイテムを開発し、農村の女性の刺繍技術の向上、パナソニック様ご提供によるソーラーランタンの普及などを支援しています。

ラダック Ladakh Project

インド北部ジャムー・カシミール州、ヒマラヤの中に位置するラダックは、CALICOのメンバーがこよなく愛するインドの理想郷。そこには、独自の文化をもった人々が、厳しい自然の中で今も昔ながらの暮らしを営んでいます。

CALICOは、Ladakhで現地の羊毛やヤク毛、カシミヤをつかった手編みニット製品をてがけるKnot(Sonal Chanana)とコラボレーションし、日本や諸外国に向けた新たな製品開発を行っています。

また、ラダックに住む池田悦子さんと協力し、現地の女性たちが手がける羊毛フェルトやヤクフェルトをつかったぬいぐるみもご紹介しています。

かしみや Kashmir Project

今日では、その生産量の4倍、流通しているといわれるカシミヤ製品。つまり、カシミヤ100%ではないけれど、それとして売られているものが多いのです。

CALICOは、そのような品質管理が重要なカシミヤ製品ゆえ、しっかりした職人たちと徹底した品質管理を行うことで定評のあるKashmir Loomと提携しています。

Kashmir Loomは、英国人テキスタイル歴史家のJenny Housegoが、Hamid、 Zahid、 Asaf Ali という3兄弟とはじめたカシミヤ専門の工房です。インド北部ジャンムー・カシミール州に伝わる伝統的なカシミヤ織を、現地の職人と共にビジネスを育みつつ、現代に甦らせています。

CALICOは、彼らと共に新しいカシミヤアイテムの世界を手掛けています。

アトリエ CALICO : the ATELIER

南デリーの住宅街の中にあるCALICOのアトリエ。ときどきオープンアトリエを開催しています。また、アポイントの上、随時ご訪問いただけます。ご連絡はfumieque@gmail.com まで。